元旅行業界関係者の旅バカ日記   ときどき 猫

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響が大きくなるまで旅行業界で働いていました。もともと旅行、特に海外旅行が何より好きだった旅行バカの旅日記です。ときどき猫のお話もします。

スイスの基本情報とコロナ渦中の現在

スイスの基本情報

  • 首都:ベルン
  • 政体:連邦共和制 (26の連邦州から構成され、国家元首は大統領)
  • 人口:約857万人 (2019年)
  • 面積:4.1万km² (九州の面積約4.45万Km²よりやや小さい)
  • 民族:スイス人約80%、移民約20%

    その他 (正教会イスラム教、ヒンドゥー教、仏教、ユダヤ教など)

  • 言語:ドイツ語約65%、フランス語約23%、イタリア語約8%、ロマンシュ語約0.6%、その他
  • 時差:日本より-8時間

サマータイム期間中(3月最終日曜日~10月最終日曜日)は-7時間

  • 電圧とプラグ:220V、Cタイプ
  • 水道水:飲用可。

ミネラルウォーターはガス入りとガスなしが販売されている。

(2020年11月12日現在)





コロナ渦中のスイスの様子


わたしは2020年10月の中旬から下旬にスイスを訪れました。

その前のスイス訪問は2019年の10月。

約1年ぶりの再訪となります。

そこで今回と、前回の訪問のときとで気が付いた変化や、

現地の様子などについてを挙げていきたいと思います。

※なお以下の記述はあくまでわたしが訪れたときの状況なので、

COVID-19の感染状況によっては現地の状況も変わることもありますのでご留意ください。



日本旅券所持者は90日以内の観光目的の滞在はビザ不要

ちなみに入国時にPCR検査の陰性証明書は不要で、

特定の場所での隔離も不要です。

つまり以前と同じような感覚で観光ができるようになっていました。

出入国カードは不要

こちらは従来どおり不要です。

しかし機内にて英語の健康質問票の記入が必要でした。

CAさんから配布され、回収もCAさんにされました。


スイス全土でのマスク着用義務

12歳未満、もしくは医療上の理由で着用できない人以外は

以下の場所ではマスクの着用が義務付けられています。

①公共交通機関の乗り物内、

また駅や空港及びその他の公共交通機関を利用する場合に立ち入る公共エリア

②店舗、ショッピングセンター、レストラン、バー、

ホテル(客室を除く)、医療機関教育機関、教会、宗教関連施設、官公庁等


→ これはかなり厳格に守られていました。

お願いではなく義務なので屋内や公共交通機関内では皆マスクをしています。

朝夕の通勤時間帯でも日本のように満員電車になることはないとはいえ、

感染者数は日本より多いのでその点では安心感がありました。
  
ただし12歳未満の子供は着用不要です。

また屋内では義務付けられていますが、

屋外は必須ではないので、

街中を歩いていると、着用をしている人を探す方が難しいくらいです。


なおマスクは、使い捨てタイプのもの、洗えるタイプのものなど

様々なタイプのものが使用されていましたが、

黒マスクや、デザイン性の高いものなどを着用している方も多く、

ファッションアイテムとしても大きな役割を果たしているように見えました。

以前訪れたときは店頭でマスクを見かけた記憶はないのですが、

今回の旅行中には見かけることも多かったです。

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ショーウインドウのマスク
レストランで必要事項を記入

→これは最初はかなり驚きました。

注文後、ノートのようなものを持ってこられて記入するように言われたのです。

内容としては名前や連絡先などで、

万が一感染者が発生したときに特定するためではないかと思われます。

またセルフサービス形式のところでは入り口のところにノートがあり、

そこに記入してから並ぶというところもありました。


観光地の様子

→フランス、ドイツ、イタリア、オーストリアなどの周辺諸国

日本、韓国、タイ、シンガポールなどの旅券所持者は

入国可能となっていますが、観光客はやはり激減していました。

特にアジア系の旅行者は極稀です。

欧米の旅行者でも団体旅行客はほとんどおらず、

チューリッヒで一度だけイタリア人のグループを見かけただけです。

なおアイルランド、オーストラリア、ニュージーランドの方はOKですが、

英国、合衆国の方は入国できません。

ということで観光地で英語ネイティブの方の会話はほとんど聞きませんでした。

東南アジア系の方、中国系の方や英国の方で

現地在住の方は見かけましたが。


またどこの観光地でも屋内はマスク着用、

場所によってはその部屋に一度に入れる人数が制限されているところもありました。

観光スポットの中ではジュネーヴの国連欧州本部は観光不可。

www.unog.ch

 
それから街中の商店や飲食店の中には営業をしていない店舗もありました。