元旅行業界関係者の旅バカ日記   ときどき 猫

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響が大きくなるまで旅行業界で働いていました。もともと旅行、特に海外旅行が何より好きだった旅行バカの旅日記です。ときどき猫のお話もします。

『愛の不時着』のロケ地 in ギースバッハ

ギースバッハについて

Giessbach


ギースバッハはブリエンツ湖の近くにある

高低差1941m14層というヨーロッパのなかでは

非常に大規模なギースバッハの滝で有名なところです。

この滝の近くにつくられたグランドホテル・ギースバッハ1873年創業しました。

1979年に一度閉館してしまいますが、

資金を調達して1984年に再オープンし現在に至っています。


なおこのホテルとブリエンツ湖の間にはヨーロッパで最古とも言われ、

なおかつ現在も稼働しているケーブルカーがあります。

(ただし冬季は運休します。)

湖のある566m地点からホテルのある656mまで高低差90mで、

約4分でアクセスができます。

なおケーブルカーの運賃は大人は5フランで、子供は無料だそうですが、

大型犬は3フランかかるそうです。

(小型犬は無料です。)


『愛の不時着』のロケ地 in ギースバッハ


ギースバッハが劇中に登場したのは第9話の回想シーンです。

ソ・ダンがスイスまで婚約者のリ・ジョンヒョクを追って来て、

彼との再会を果たした場面でした。
 
劇中ではホテルがジョンヒョクが通っていた音楽学校として使われており、

クラスを終えて学友たちと歓談しながら階段をおりていました。

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グランドホテル・ギースバッハ


そしてソ・ダンはようやく彼との再会を果たすのですが、

そのとき彼女の背景に見えていたのがギースバッハの滝でした。


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ホテルの前庭とギースバッハの滝


ドラマの中でこのギースバッハが登場したのは第9話の中のわずか1分ほどです。 

しかしジョンヒョクがスイスでの留学生活を謳歌していた姿と、

彼に学生時代を覚えていてもらえなかったソ・ダンの切なさを、

視聴者が目にしたのがこのギースバッハだったのです。

(劇中ではバーゼル音楽院となっていましたが、実際のロケ地はこちらです)



なおホテルにはシーズン中は野外カフェもあるようですが、

わたしが訪れたときは営業していませんでした。

ホテルとしての営業はされており、宿泊も可能です。


またホテルから滝へは歩いて5分〜10分ほどで行くことができ、

滝の裏側を覗くこともできます。

このあたりから眺めるホテルも、至近距離から見るのとはまた違った趣があります。

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ギースバッハの滝とホテル
ギースバッハへのアクセス


インターラーケン東駅から、まず列車で20分ほどのブリエンツに移動し、

そこから路線バスで10分〜15分の"Abzw. Giessbach"で下車します。

バス停から10分ほど歩くとグランドホテル・ギースバッハが見えてきます。

ただしバスの本数は一日に数本しかありません


また湖船はインターラーケンや、イゼルトヴァルト、

ブリエンツ湖の東北岸のブリエンツの街との間で運行されています。

ここから先述のケーブルカーでグランドホテル・ギースバッハにアクセスできるかと思いますが、

特にオフシーズンは船の本数が少ないと思います。

また冬季はケーブルカーが運休されています。

2021年は4月2日に運行再開予定です。



ちなみにブリエンツの街は

インターラーケン東駅とルツェルン間の鉄道を結ぶ路線上にあり、

この区間を移動中に立ち寄ることも可能です。

大きなスーツケースを入れられるようなロッカーは駅に5フランであります。

 
ブリエンツの街自体の規模はは小さく、

木彫りの工芸品がよく知られ、

またロートホルン展望台への拠点にもなっています。

天気が良ければ対岸のギースバッハの滝が見えるようです。


ちなみにブリエンツは静岡県島田市姉妹都市提携を結んでおり、

ブリエンツ・ロートホルン鉄道は

大井川鉄道とも姉妹提携を結んでいるそうです。