『愛の不時着』のロケ地 in カイザー・シュトゥール
カイザー・シュトゥールについて
Kaiserstuhl
標高 : 698m
正式には"Kaiserstuhl-Bürglen"という2つの集落から構成される自治体で、
ブリエンツ湖より北にある、ルンゲルン湖の北岸に面しています。
ふたつの集落のうち、カイザー・シュトゥールの集落には、
鉄道駅、ホテル兼レストランの他には約12軒の民家があるだけです。
近くの峠を越えるためのハイカーやルンゲルン湖での魚釣りを行う人達が
訪れることはありますが、観光地化はされておらず、
のどかで本当に田舎の村といった感じのところです。
鉄道駅はルツェルンとインターラーケンを結ぶ線路上にありますが、
この村の駅は無人駅で、自動券売機があっただけでした。
愛の不時着のロケ地 in カイザー・シュトゥール
この村は最終話のラストシーンのロケ地となりました。
ユン・セリとリ・ジョンヒョクがピアノのリサイタルで手をつないでるシーンから切り替わった場面です。
ここはどうやら個人宅のようで、撮影のために特別に使用されたようです。
一般人はもちろん中に入ることはできません。
劇中では建物の外観はドラマ用に花が飾られていたりしましたが、
普段はそういったこともなく、生活感が感じられる様子のお宅でした。
個人宅のようなので、写真はここでは掲載しませんが、
駅から湖の北岸沿いに歩き、
最初の道を右側に曲がったところです。
最後の湖を見下ろすアングルは
おそらくこの邸宅のテラスからの風景なのだと思います。
路上からだと高さが足りず、
同じような写真は撮ることができませんでした。
カイザー・シュトゥールへのアクセス
インターラーケンとルツェルンを結ぶ鉄道の路線上にあります。
インターラーケン東から所用約1時間。1時間に1本運行されています。
ルツェルンからは約40分弱。同じように1時間に1本の便があります。
駅舎は小さく、コインロッカーもないようですが、
湖と、撮影に使われた邸宅を見るだけなら
荷物を持ったままでもふらっと途中下車してみるのも良いかと思います。
インターラーケン〜ルツェルン間のその他の見どころ
ちなみにインターラーケンからルツェルンの間には
他にも魅力的なところがたくさんあります。
ここでついでにご紹介いたしましょう。
まずインターラーケンを出発すると約20分でブリエンツに到着します。
ここはブリエンツ湖岸にある木彫りの工芸品で有名な街で、
ロートホルン展望台や、
『愛の不時着』のドラマロケ地となったギースバッハへの拠点になります。
そして15分ほどでマイリンゲンの街へ。
ここはシャーロック・ホームズ終焉の場所だそうです。
というのもこの街の郊外にあるライヘンバッハの滝で命を落としたからだとか。
また街中には彼の博物館もあります。
次は10分ほどでBrünig-Haslibergの駅です。
この駅は標高1002mの地点にあり、この辺りはハイキングスポットになっています。
ここからまた10分〜15分ほどで到着するのがルンゲルンです。
カイザー・シュトゥールとは対岸にあり、街は湖の南端に位置しています。
この先はルツェルン方面へはルツェルンまでGiswil、Sachseln、Salnenという3つの停車駅があります。
この間に左側に座っているとザルナー湖というまた別の湖も見えてきます。
そしてルツェルンはスイスでは7番目に大きな都市で、
チューリッヒからは45分ほどでアクセスも可能で、
歴史的にも交通の要衝だった場所です。